企業・法人向け撮影業務内製化支援
事例3

クライアント
楽器メーカー
自社の撮影スタジオを新設

撮影の現状と問題点

1. 毎月数万点の新規商品が加わり、そのうち撮影が必要なものが約1万点。10人を超える社員・アルバイトが撮影に当たっているが、必要な数の4割程度しか撮影できない。

2. 仕入れ先から提供される商品写真と比べると、自社で撮影したものは画像の質が悪い。

3. 撮影者により、画像の質に大きなばらつきがある。

問題解決策のご提案

1. 撮影業務の効率化

現状では、<撮影テント+蛍光灯照明>と<コンパクトデジカメ+三脚>の組み合わせで撮影しているため、撮影テントへの商品のセッティング、アングル変更のための三脚の上げ下げ、カメラのフレーミング・ピント合わせに時間がかかっています。A.ストロボ照明システムの導入

ストロボ照明システムを使用すれば、速いシャッタースピードで撮影することができるようになります。このため三脚を使う必要がなくなり、手持ちによる撮影が可能になります。アングルの変更のために三脚を上げ下げする必要がなく、大幅な時間の節約となります。また、撮影テントを使用しないため、狭い出し入れ口からの商品の置き替えもなくなり、商品のセッティングがスムーズに行えます。B.1眼レフカメラの導入

一眼レフカメラの導入のメリットは、抜群の機動性にあります。コンパクトデジカメでは、ライブビュー機能を使いモニターでフレーミングおよびピントの確認を行いますが、動作が遅くまどろっこしいものとなります。特にピントが合わないときの時間のロスは無視できないものがあります。一方、1眼レフカメラの場合、ファインダーを使用しますのでフレーミングやピント合わせは瞬時に行うことができます。

2. 撮影画像の質の向上 

カメラの基本知識・商品写真に対する認識・商品撮影のライティング技術が不足していることが、撮影画像の質の悪さの原因です。

カメラの基本知識、商品写真に対する認識、商品撮影のライティング技術については、短期間に集中して講習を実施。


カメラの基本知識

カメラの知識が無いため、どうしてもカメラ任せのオート撮影となってしまいます。安直に撮影はできるのですが、その弊害として往往にして次のようなことになります。商品が歪んで写る(下すぼみ写真等)、白の商品がグレーになってしまう、ピント合せに時間がかかる、商品全体にピントがこない。カメラの知識が多少でもありマニュアルでの撮影ができるようになれば、これらの問題は簡単に解決します。商品写真に対する認識

どのような商品写真が良くて、どのような商品写真が良くないのか、すなわち商品写真の良し悪しの明確な基準を持っていれば、使えない写真をむやみに撮影することは無くなるはずです。商品撮影のライティング技術

ライティングに関していえば、テントを使用しての撮影は手軽な反面、写真の仕上がりは決して満足のいくものではありません。商品全体はが白けてしまって本来に色が出ない、ぼやけた感じでシャキッと写らない、立体感がない、何を撮っても同じ質感に見えてしまう、透明な商品が写らない。以上のようなことは普段の撮影のなかで実感されていると思います。ストロボによるライティング技術を習得すれば、テントでの撮影に比べ撮影画像の質が劇的に良くなります。

3. 撮影技量の平均化、撮影業務の標準化誰が撮影しても同レベルの品質となるようにするには、撮影者の技量の平均化と撮影業務の標準化が必要です。


撮影技量の平均化

撮影者の技量に差があるのは、商品撮影の技術が体系だてて教育されていないのが原因です。今回ご提案させて頂く撮影技術の講習・実習を受け、ある程度実地の撮影経験を積めば撮影者間の技量の差は少なくなります。撮影業務の標準化

撮影の仕方をマニュアル化することをお勧めします。マニュアル化する項目は、たとえば次のようなものが考えられます。商品の見せ方(撮影アングル)を商品群ごとに決めておく、商品群ごとに使用するライティングのセットを決める、OKカット、NGカットの基準を設けるなどです。


機材・設備の導入

提案書内でお示しした詳細な機材リストにもとづき、ストロボ照明システムと一眼レフカメラをを導入。

カメラマン養成プログラムの実施

5日間(週1回5週連続)延べ30時間のカメラ講習・照明機材の取扱い講習・ライティング講習を短期間に集中して実施。

その後、現場での立会い撮影指導(週1回3時間)を6ヶ月間行なう。取り扱う商品の種類が多岐にわたりそれぞれに撮影方法が変わるため、長期の立会い指導となりました。カメラ講習・照明機材の取扱い講習・ライティング講習の内容は下の別表をご覧下さい。

フォローアップ講習の実施

6ヶ月間の立会い撮影指導終了後、3ヶ月・6ヶ月目に各4時間のフォローアップ講習を実施。

講習内容

第1回 マニュアル撮影・ライティングの基礎(講義及び簡単な実験 6時間)

マニュアル撮影の基礎

• 露出:シャッタースピード、絞り値、ISO感度

• ホワイトバランス

• レンズ:画角、F値、被写界深度、パースペクティブ

• 露出計の使用法

ライティングの基礎

• 安全講習

• 照明機材の紹介:ストロボ・タングステン・各種アクセサリー

• 光質とその描写特性

• ライト位置の決定方法

• 光質のコントロール法

• 商品写真の良し悪しについて


第2回 機材の取扱(講義及び実習 12時間(2日間各6時間で実施))

• 導入頂いたカメラの概要・取扱説明

• 導入して頂いた照明システムの概要・取扱説明

• 万能ライティングセットの組み方、撮影基本実習(カメラの設定、露出の計測、ライトバランスとり方等基本事項の説明及び実習)

• 万能ライティングセットでの撮影実習

第3回 商品群別撮影方法 (講義及び実習 12時間(2日間各6時間で実施))

• 万能ライティングセットのバリエーション撮影

• 衣料品など俯瞰撮影が必要な商品のライティングセットの組み方、撮影実習

• 軽包装(袋モノ)商品のライティングセットの組み方、撮影実習

• 金属製商品ライティングセットの組み方、撮影実習

• ガラス製品等の透明な商品のライティングセットの組み方、撮影実習

• キリヌキが不要な商品撮影と画像処理の方法

お問い合わせ、ご相談、お見積りは無料です。お気軽にお申し付けください。