企業・法人向け撮影業務内製化支援
事例2

クライアント

ネット通販運営会社

腕時計を専門に扱うECサイトを運営

撮影の現状と問題点

1. 社員・アルバイト4名で撮影業務に対応しているが、新商品のタイムリーな写真画像のアップや旧商品の写真の撮り直しも必要なので、撮影のスピードアップが必要である。商品の魅力を伝えるために角度違いやアップの写真を1アイテムあたり少なくとも5カット撮影しているが、現状では1アイテム(5~7カット)の撮影に1時間程度時間を要している。撮影スピードは、撮影者1人1日当たり7~8アイテムである。撮影者1人1日当たり15アイテムは撮影したい。

2. 金属製のケースやバンドなどの質感が黒くつぶれたりまっ白になったりでうまく撮影できない。ガラスにライトが反射して文字盤が見えない。革ベルトの高級感が上手に表現できない。

3. 撮影スピード・撮影画像の質、ともに撮影者の個人的な技量や経験に大きく依存している。このため撮影者による撮影スピード・画像の質のばらつきが大きい。

また、アルバイトの方が中心になって撮影業務を行っているため、急な退職などによる撮影業務への支障も懸念されている。

問題解決策のご提案

1. 時計撮影に特化した照明機材のご提案

時計の撮影には欠かせない金属の質感や立体感表現を容易にすると同時に、作業性も考慮した照明機材をご提案いたします。大型ストロボやタングステンランプなどの一般的な撮影用機材は、取扱いが難しかったり高温になるため火傷の恐れがあったりします。今回は、発熱の少ないLEDライトを使用した時計専用のライティングセットを考案しました。初心者でも安全に撮影業務に当たることができます。また、背景にもライトを使うことで、後工程の切抜き作業も省けるよう考慮しています。

2. 商品撮影技術の講習及び実習

現状の問題点である、撮影スピード・撮影画像の質・撮影技量のばらつきの主な原因は、商品撮影の技術が体系だてて教育されていない点と思われます。

カメラの基礎(マニュアル撮影の基礎)、ライティングの基礎、金属のライティング等の技術講習及び実習を短期間に集中して実施し問題の解決を図ります。

3. 立会い撮影指導

上記の講習及び実習で勉強して頂いた知識・技術を、立会い指導を行うことでより確実で実戦的なものにします。実際の撮影現場に立会い、不要な映り込みやライトの反射などその時々に生じる問題への対処や考え方などを助言・指導いたします。また、立会い撮影指導は個々の撮影者に対して行いなすが、全体ミーティングで個々の助言・指導を共有する場を設けます。

機材・設備の導入

時計撮影に特化した特殊なライティングセットとなるため、弊社にて必要な部品や資材を調達し組み立て・調整したものを納品。集中講習に合わせて1セット、後日追加で2セット納品。

カメラマン養成プログラムの実施

業務に支障が出ないように終業後に2時間、週1回4週連続、延べ8時間の短期集中講習を実施。

その後、現場での立会い撮影指導(週1回3時間)を5週連続で行なう。カメラ講習・ライティング講習・時計撮影講習の内容は下の別表をご覧下さい。

フォローアップ講習の実施

立会い撮影指導終了後、1ヶ月・3ヶ月目に各2時間のフォローアップ講習を実施。

講習内容

第1回 マニュアル撮影の基礎(講義2時間)

• 露出:シャッタースピード、絞り値、ISO感度

• ホワイトバランス

• レンズ:画角、F値、被写界深度、パースペクティブ

第2回 ライティングの基礎 (講義2時間)

•  光質とその描写特性

• ライト位置の決定方法

• 光質のコントロール法

• 商品写真の良し悪しについて

第3回 時計の撮影講習(講義及び実習 4時間(2日間各2時間で実施))

•  今回ご提案した照明機材の概要説明

• 金属・ガラス製品の質感表現について

• 今回ご提案した照明機材を用いての時計の撮影実習

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